【メルマガ記事】令和時代の技術士になる! ~第223号(11月05日)-第226号(12月10日)を一挙にご紹介~

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技術士Lock-On:令和時代の技術士になる! 第223号(11月12日)

先週の続きです。
今日までのところ(11月10日朝)、75名の受講者様から連絡がありました。
(電話連絡もあるので、+-1~2の誤差があります)
ちなみに、電話で「合格しました」と連絡をくれた方は、声が上ずっていました。
やっぱり嬉しいですよね。

でもまだ、技術士になった訳ではないです、口頭試験がありますから油断しないで下さい。
総監部門は22名中13名合格(内1名は昨年の受講者様)
化学・総監の併願合格が1名含まれています。

一般部門は、53名中23名合格です。
一般部門では30名が不合格ですが、そのうち3名が「失格」でした。
理由は、「問題番号未記入」と「受験番号誤記入」です。

問題番号の未記入は毎年あるのですが、「受験番号誤記入」は初めて見ました。
Ⅲの問題に対し、「受験番号誤記入」と書いてあったそうです。
受験番号は、机の上に置いてある、受験票を見ながら記入すると思います。

これで誤記入なんてあるのか? と思うのですが、ご本人も「信じられない」ということでした。
ロックオン講座では、最終の合格者さんに「合格体験談」を講座内のZoom講座でお話し頂くことになっています。
もちろん、お忙しい中全員には頼めないです。

毎年3~4名ですが、今年は可能なら5~6名に話して頂こうと思っています。
受講者さんも、楽しみにして下さい。
素晴らしい資料を作って勉強している方もいます。
なるべく見せて貰えるように頼んでみます。

ところで、成績表が届いたと思います。

A・B・Cとなっています。

例えば必須は

40点~24点=A
23.5点~16点=B
15.5点~0点=C

です。

選択はそれぞれ30点満点なので

30点~18点=A
17.5~12点=B
11.5点~0点=C

です。

また、採点は減点方式なので、試験委員が読みながら、小さなミスなら「-1」「-2」「-3」、大きなミスなら「-4」と付けて、最後にそのマイナスポイントを合計して、満点から引き算するようです。
必須でマイナスの合計が-16点までは24点でAです。

もう一つ、採点は二人が行います。まれに3人の場合もあります。

それぞれの、点数を足して、人数で割ります。
そのため0.5点という半端な点数が付きます。
仮に必須で一人の試験委員が24点、(合格)もう一人が23点(不合格)と付けた場合は、23.5点で不合格です。

昨年は、

必須23.5点、選択Ⅱ17.5点、選択Ⅲ17.5点で「オールBで全然ダメでした」という方がいました。
しかし、点数を開示した結果、上記のことが分かり、ギリギリ惜しいところまで解答出来ていたことが分かりました。その方は、今年合格しています。
Cは別ですが、Bが取れている場合、本当にあと一歩なのです。
まして、AとBで不合格の場合、実際の点数は合格している人とほとんど変わらないです。
もちろん、その一歩が大きな壁に感じられると思います。
諦めずに、再チャレンジして下さい。

技術士Lock-On:令和時代の技術士になる! 第224号(11月24日)

筆記試験を突破された方は、ドキドキしながら口頭試験の準備をしていると思います。

例年の形式的な質問の他に、今年は、改訂があった倫理綱領やCPDに関して、質問があるかもしれません。

CPDに関しては、技術士会のサイトにとても良い資料があります。

https://www.engineer.or.jp/c_topics/008/008564.html

上記のページを確認して下さい。

「技術士CPDガイドブック(要約版)Ver1.3」があります。

試験対策ならこの要約版で十分です。
僅か6頁です、読むのに時間も掛かりません。

本家「ガイドブック Ver1.3」だと25頁もあります。
詳細に説明されていますが、口頭試験でそんなに細かいことを質問するはずはありません。
そもそも、CPDの登録をするときに確認すれば良いのですから、詳細な部分まで覚える必要はないのです。

ただし下のデータは覚えて下さい。

技術士のキャリア形成に必要なCPD時間の目標

基準CPD時間:20 CPD時間/年度
推奨CPD時間:50 CPD時間/年度(うち技術者倫理1 CPD時間以上)
技術士(CPD認定):250 CPD時間/5年度間(うち技術者倫理5 CPD時間以上)

それと、CPDの4形態も覚えましょう。

  1. 参加型
  2. 発信型
  3. 実務型
  4. 自己学習型

上記の4つです。

さらなる資格取得はⅢの実務型です。

一般部門の方が、総合技術監理部門を目指すのはこれです。

次に、今年2023年の3月に改訂された倫理綱領です。

普段は、3義務2責務ですが、今年は改訂があったので倫理綱領を確認して下さい。

10の項目を覚える必要はありません。

でも自分で重要と思う項目は2~4個覚えましょう。

https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/001285.html

例えば旧版の

(公衆の利益の優先)

1.技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。

上記が新版では以下のように具体的で明確になっています。

(安全・健康・福利の優先)

1.技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先する。

もう一つ、私はこれが気になっています。

旧版では

(持続可能性の確保)

2.技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。

これが新版では

(持続可能な社会の実現)

2.技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたって持続可能な社会の実現に貢献する。

主張が、「確保に努める」⇒「実現に貢献する」と強い言い方になっています。

また、倫理綱領の手引きには、10項目の綱領に対する解説が載っています。

とても良いことが書いてあるので、ぜひ読んで下さい。

https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1285_4.pdf

ここでも、例を1つご紹介します。

新版の前文は以下のような文章です。
技術士は、科学技術の利用が社会や環境に重大な影響を与えることを十分に認識し、業務の履行を通して安全で持続可能な社会の実現など、公益の確保に貢献する。

技術士は、広く信頼を得てその使命を全うするため、本倫理綱領を遵守し、品位の向上と技術の研鑚に努め、多角的・国際的な視点に立ちつつ、公正・誠実を旨として自律的に行動する。

上記の前文をどのように解説しているのか?

前文では、「技術士倫理綱領」を通して確立しようとする、あるべき「技術士像」を具体的に提示して、実践を通してそれを体現することを宣言している。

前段では、科学技術に関する高度な知識と応用能力で社会に貢献する技術士だからこそ、  科学技術を利用することで生じる負の側面にも責任を持ってしっかりと目を配り、公衆の 日常生活が脅かされることのないよう予防的に対応して、安全な社会、持続可能な社会の  実現をはじめとして、「公益」(c)の確保に貢献して行くことを宣言している。

後段では、技術士として活動するにあたっての心構えを包括的に宣言しており、今回の  改定で 新たに「信頼」、「自律」(c)を加えている。

「信頼」は言うまでもなく技術士活動の   基盤となる重要な要素であり、雇用者(d)・依頼者は勿論、広く社会からの信頼を得ることも  求められる。

「自律」は、組織ぐるみの不正等が指摘されることが少なくない中で、組織内 技術士を始めとして、自らの良心と良識に従った自律ある行動をとるべきことを改めて宣言したものである。

あまり良い文章ではありません。
でも、言いたいことは分かりますね。


技術士Lock-On:令和時代の技術士になる! 第225号(12月02日)

口頭試験が始まりました。

トップバッターの方は割と多かったので、今回は1日早く配信です。

口頭試験で最大の障害物は「緊張感」です。

緊張しすぎて失敗した口頭試験の例は、これまでに数名伺っています。

ただ、実際には上手く行った方(つまり合格)の方が多いのです。

あまり緊張しすぎないように落ち着いて、受験して下さい。

例えば、数年前ですがこんなやり取りがあったことを伺いました。
(今年ではないので、注意して下さい。)

Q-1) 業務経歴の説明をお願いします。 必要であればホワイトボードを使用しても構いません。

(A-1) 業務経歴と業務内容の詳細を5分程度で説明しました。 ホワイトボードは使用しませんでした。

(Q-2) マネジメントとコミュニケーションに関して自身の業務の具体例を挙げて説明して下さい。

(A-2) 月1回もしくは週1回プロジェクト会議を開き、 各担当者の進捗具合、 悩んでいること、 うまくいっていないことがないかを確認するようにしました。 問題がある場合は、 何が原因かを確認してその原因を取り除く方法を担当者と共に考え、 解決するようにしました。

(Q-3) マネジメントで苦労したことは?

(A-3) プラント設備の建設プロジェクトでは土木工事が最初に着工することになるため土木設計を早.く始める必要があります。 しかし、土木の設計条件であるローディングデータは基礎に載せる機器や配管の設計が終わらないとまとめることができません。 ローディングデータ算出には機器 配管の能力、 配置を決める必要があるため時間がかかります。 このため、 土木工事は最初に着工するにも関わらず、 機器 配管の設計が進まないと作業が始められないため、 担当者同士が揉めることがありました。 このようなときは何が原因でうまくいっていないかを確認し、その原因者には残業や休日出勤をお願いしたりしてスケジュールを調整して問題の解決を図りました。

(Q4) ローディングデータとは何のことですか?

(A-4) 基礎を設計するために必要となる荷重条件になります。 基礎に載せる機器の重量、地震時の水平力等になります。

(Q-5) コミュニケーションで気をつけていることは?

(A-5) 相手の話をよく聞いて何が良くて、何が問題なのかを考え、 相手にも納得してもらうことを心掛けています。 場合によっては飲食に誘い、話しやすい雰囲気を作ることも行っています。

上記のようなやり取りです。

そんなに厳しいモノではありません。
とは言え、希に厳しい質問もあります。

以下のようなやり取りもあります。

試験官A:業務経歴の詳細について、5分で説明してください。

(回答:5分バージョンで聞かれると思っていなかったので、緊張しながらしどろもどろで説明。)

試験官B:業務詳細以外のこれまでの業務経歴の中で、うまくいったこととか、いかなかったこととかあると思います。どのような経験をして、それをどのようにその後の業務に活かしましたか。

回答:○○県△△市様向けの業務のとき、非常用発電機の騒音について、反省したことがありました。敷地境界の騒音値についてです。非常用発電機の騒音は非常時にしか発生しないものなので、特に法律では規制されていません。そのため、私たちは、法律や条例で規制されていないので、基準値を超えてはいけないと考えていませんでした。しかし、△△市様から、「法律では規制されていなくても、非常時のものであっても、敷地境界の騒音は基準値以下にしてほしい」と要望がありました。そして、後から騒音対策をとることになりました。

   その経験を踏まえて、現在のメタネーション実証施設では、これは~~県◎◎市様の土地をお借りして施設建設をしているのですが、法令に関係なく、事前に◎◎市様の要望を伺って、対応をしていくようにしました。

試験官A:後輩、部下の教育で、特に意識していること、気をつけていることはありますか。

回答:まず、後輩に対しては、質問しやすい関係を作ることを意識しています。世代が異なると、文化や考え方も異なると思いますので、コミュニケーションを取りやすい関係になることが大事だと考えています。また、もちろん技術の指導も行いますが、特に、技術者倫理の重要性を伝えることを心掛けています。

(試験官Aから、マネジメントに関する質問と、リーダーシップに関する質問がありました。)

(その後、試験官Cから、業務詳細について、長い文章で何か質問されました。緊張でよく理解できませんでしたが、焦っていたので質問を聞き返せず、うまく答えられなかった気がします。)

だいぶ違いますよね。

部門や科目と言うよりも、試験委員が替わると質問も異なるようです。

技術士Lock-On:令和時代の技術士になる! 第226号(12月10日)

技術士試験は長丁場です。

令和5年(2023年)は、間もなく終わりますが、令和6年(2024年)の試験が終わるのは、筆記が7月、口頭試験は1年後の2024年12月です。

およそ、1年に亘り試験勉強を続けるには、モチベーションの維持が必要です。

  1. 目標設定と計画立て:まず、明確な目標を設定しましょう。どの分野で技術士になりたいか、いつまでに試験合格を目指すかを決めることは、モチベーションを保つのに役立ちます。そして、計画を立ててステップバイステップで進めるようにしましょう。
  • 進捗を記録:進捗を記録することは、達成感を感じる手助けになります。毎週の進捗や学習時間をノートやスプレッドシートに記録し、どれだけ成長しているかを可視化しましょう。
  • 継続的な学習:毎日少しずつ学習を続けることが大切です。短期間に集中的に勉強するのではなく、日常的に学習を組み込むことで、モチベーションを保つのが容易になります。
  • サポートシステム:家族や友人に試験勉強のサポートをお願いしましょう。彼らのサポートがモチベーションの源になりますし、一緒に学習する仲間を見つけることもおすすめです。
  • リラックスと休息:過度のストレスはモチベーションを低下させる原因になります。定期的にリラックスし、休息を取ることを忘れないようにしましょう。バランスの取れた生活が長期的なモチベーションを維持するのに役立ちます。
  • 成功体験の思い出し:過去の成功体験を思い出しましょう。過去に克服した困難な状況や試練を振り返り、自信を取り戻しましょう。
  • ネガティブな考えを排除:自己否定的な考えや不安を取り除くことが大切です。ポジティブな思考を持ち、自分自身を信じましょう。
  • インスピレーションを見つける:成功した技術士や業界のリーダーのストーリーを読むことで、自分の目標に対する情熱を再燃させることができます。彼らの成功体験から学びましょう。
  • 失敗を受け入れる:失敗は成長の機会です。試験に合格しないこともあるかもしれませんが、それを受け入れ、改善して次に進むことが大切です。
  • 楽しむことを忘れずに:試験対策は大変な作業かもしれませんが、楽しむ要素も見つけましょう。興味を持っているトピックに焦点を当て、楽しみながら学ぶことができます。
  • 挑戦的な目標を設定:自分に挑戦的な目標を設定することで、やる気を高めることができます。少しずつ難易度を上げながら、自己成長を感じましょう。
  • 定期的な振り返り:進捗を追跡するだけでなく、定期的に学習方法や戦略を振り返りましょう。何がうまくいっているか、何が改善の余地があるかを考え、調整しましょう。
  • モデルとなる人を見習う:成功した技術士や専門家の学習方法を研究し、彼らがどのように学習し、成果を上げたのかを学びましょう。彼らの経験からインスピレーションを得ることができます。
  • ポジティブな環境を整える:学習環境はモチベーションに大きな影響を与えます。静かな場所や整理されたスタディスペースを確保し、集中力を高めましょう。
  • 自分へのご褒美:達成感を感じたときや重要なマイルストーンを達成したときに、自分への小さなご褒美を用意しましょう。これはモチベーションの維持に助けになります。
  • 練習試験を受験:試験前に練習試験を受験し、実際の試験に慣れることが重要です。成功した経験が自信を高め、不安を軽減します。
  • ストレス管理:試験対策にはストレスが付き物ですが、ストレス管理テクニックを学びましょう。深呼吸、瞑想、運動などが効果的です。
  • 他の試験受験者と交流:同じ目標を持つ他の試験受験者と交流し、経験や情報を共有しましょう。共通の課題や解決策を議論することで、モチベーションを高めることができます。
  • 未来のビジョン:技術士になった後の未来を明確にイメージしましょう。自分のスキルや知識がどのように社会や業界に貢献するかを考えることで、モチベーションが維持しやすくなります。
  • 最後のプッシュ:試験前の最後のプッシュでは、集中力を高め、過去の学習成果を活かすことが大切です。自信を持って挑戦しましょう。

モチベーションは試験合格への鍵です。これらのアドバイスを実践して、長期的なモチベーションを維持し、目標達成に向けて着実に進んでください。頑張ってください!