令和3年度口頭試験の試験内容-1

口頭試験

令和3年度口頭試験の試験内容-1

衛生工学部門:合格者さんの場合

日時:2021年12月18日(土)
場所:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター 8階

【試験の概要】

部門:衛生工学
科目:廃棄物・資源循環
試験時間:22~23分
試験官:3名

あまりに緊張していたため、記憶が曖昧です。
途中、他の質問もあったと思いますが、思い出せません。
記載している内容でも、正しく再現できていない箇所がいくつかあると思います。

【室内について】

・受験者の椅子の正面に長机2つが横1列に配置されており、3名の試験官が並んで座っておられました。
・室内に時計がありました。
・ホワイトボードは部屋の端に置かれており、使われている雰囲気はありませんでした。(ただ会議室に備えられていた備品という感じ)

【試験官について】

・試験官は3名でした。
A:黒髪の穏やかな雰囲気の男性。口調は優しかったです。年齢は50歳前後くらい?
B:白髪の穏やかな雰囲気の男性。口調は優しかったです。年齢は60代以上?
C:硬い雰囲気の男性。年齢は60代以上?

・「試験室に入ってください」、「座ってください」などの案内をされていたのは、試験官C。
・質問は、主に試験官Aと試験官B。試験官Cは、最後の方で、主に継続研鑽、技術者倫理についての質問。技術士会の方かも?

【具体的な試験内容】

試験官A:業務経歴の詳細について、5分で説明してください。
(回答:5分バージョンで聞かれると思っていなかったので、緊張しながらしどろもどろで説明。)

試験官B:業務詳細以外のこれまでの業務経歴の中で、うまくいったこととか、いかなかったこととかあると思います。どのような経験をして、それをどのようにその後の業務に活かしましたか。
回答:新潟県様向けの業務のとき、非常用発電機の騒音について、反省したことがありました。敷地境界の騒音値についてです。非常用発電機の騒音は非常時にしか発生しないものなので、特に法律では規制されていません。そのため、私たちは、法律や条例で規制されていないので、基準値を超えてはいけないと考えていませんでした。しかし、新潟県様から、「法律では規制されていなくても、非常時のものであっても、敷地境界の騒音は基準値以下にしてほしい」と要望がありました。そして、後から騒音対策をとることになりました。
その経験を踏まえて、現在のメタネーション実証施設では、これは神奈川県様の土地をお借りして施設建設をしているのですが、法令に関係なく、事前に神奈川様の要望を伺って、対応をしていくようにしました。

試験官A:後輩、部下の教育で、特に意識していること、気をつけていることはありますか。
回答:まず、後輩に対しては、質問しやすい関係を作ることを意識しています。世代が異なると、文化や考え方も異なると思いますので、コミュニケーションを取りやすい関係になることが大事だと考えています。また、もちろん技術の指導も行いますが、特に、技術者倫理の重要性を伝えることを心掛けています。

(試験官Aから、マネジメントに関する質問と、リーダーシップに関する質問がありました。)
(その後、試験官Cから、業務詳細について、長い文章で何か質問されました。緊張でよく理解できませんでしたが、焦っていたので質問を聞き返せず、うまく答えられなかった気がします。)

試験官C:コストアップが判明したとき、具体的にどのように環境省と調整したのですか?
回答:実際には、調整というより報告をしました。これは交付金でおこなっているプロジェクトです。交付金は税金ですので、自分達の見積が甘かったので、そのまま増額申請をするのはちょっと、と思いました。そこで、状況は正直に報告しましたが、社内で調整し、コストアップを抑えられるという目処が立ってから報告しました。

試験官C:これまで、どのように研鑽を積んできましたか?
回答:廃棄物・資源循環学会に入会しています。そちらの研究発表会に参加したり、支部セミナーに参加したりしています。あとは、環境白書を読み込んだり、環境省様、経済産業様のHPをよくチェックしたりして、国の方針を知り、常に最新情報を得るようにしています。

試験官C:技術士になったら、CPDの観点から、どのように継続研鑽を積みますか?
回答:まず技術士会に入会し、衛生工学以外の方と交流し、視野を広げたいです。また、技術者倫理について、しっかり学びたいと考えています。あと、これまでと同様、廃棄物・資源循環学会の発表会やセミナーに参加します。聴講するだけでなく、論文投稿もしていきたいと考えています。
試験官C:わかりました。

試験官A、C(両方が顔を見合わせる感じで):試験はこれで終わります。ありがとうございました。
試験官B:すみません、ちょっと待って!最後に一つだけ質問させて! このメタネーション実証施設は、いつ出来上がるのですか?
回答:来年3月末に完成予定です。4月以降、試運転、実証試験をおこなっていきます。
試験官B:わかりました。はい、結構です。ありがとうございました。

【所感】

・想像以上に緊張しました。冒頭で、「業務詳細を5分で説明」と言われたときに、焦って頭が真っ白になりました。
(前日と当日、「5つの経歴全てを5分 or 3分」、もしくは「業務経歴詳細のみを3分」で話す練習はしていたのですが、業務詳細のみを5分と言われ、焦ってしまいました。)
・途中、よく覚えていない質問と回答があります。そのとき、うまく答えられなかったような記憶があります。
・「はい」、「いいえ」で答える質問ではなく、説明を求められる質問が多く、質問数を稼ぐことができませんでした。
・試験中、回答しながら、
「さっきと同じような質問をされているが、これはさっきの回答が不十分ということだったのだろうか。また同じような回答をしてしまったから、加点されなかったかもしれない。」、
「試験官Cは、技術士会の人と思うが、技術者倫理や継続研鑽のこと以外も聞いてきたということは、どれかのコンピテンシーで点数が不足しているのだろうか。」
などの考えが頭に浮かんできていました。そのため、試験中、余計に不安になって焦ってしまいました。

機械部門合格者さんの場合

日時:1/9(日)15:45~14:05(予定どおり)
体制:3名 教授風60代・司会50代・ 50代(一言も話さず)
・経歴説明あり、詳細説明なし。
・18分経過頃に終わる雰囲気だったが、教授風の男性にまだ時間があるからと倫理面について追加質問あり。
どうやって公共の安全・安心を担保していくのか?⇒企業風土とデジタル技術の活用を述べた(ちょっとずれていたか??)

【質疑応答】

Q:業務経歴の説明と経歴の中でリーダーシップとマネジメントを発揮した事例説明(3分程度)をしてください。
A:予め準備していた内容で対応(現場と設計の利害関係調整、ESによる人・物・情報の管理)

Q:昨今の脱炭素の流れから、バイオマス燃料を使われているが、混焼でしょ?将来的にはどうすることを考えているのか?
A:弊社では、アンモニアを活用しており、将来的には専焼でCO2ゼロエミを達成していきたい。

Q:アンモニアには毒性があると思うが、どう処置することを考えているのか?
A:不勉強で回答できず。帰ってしっかり考える旨を申し上げた。

Q:アンモニアを使用する場合、地域住民から反感があり説明することがあると思うが、どのように考えているか?
A:リスクアセスメントやリスク対策を実施していることを述べ、発電事業者殿や関係者・専門家に協力いただきながら、
ご理解が得られるように説明を行っていく旨回答。

Q:継続研鑽は何をしているか?
A:①機械学会の専門誌購読、②社内教育制度+ベテラン技術者教育、③展示会での情報収集&人脈形成

Q:技術士取得後はどう研鑽していくか?
A:これまで取り組んできたこと(上記3点)に加え、技術士会に入会させて頂き、技術士会の中で勉強させて頂きたい。

Q:倫理の観点から、日頃どのようなことを意識して取り組んでいるか?
A:技術士倫理綱領から、公益の利益の優先として、既設設備のアスベスト含有有無確認と対処および可能な範囲での置換を心掛けていることを説明。

Q:御社では社内で技術士会などがあり、倫理について教育されているか?
A:ございません。と回答。

Q:課長代理ということで、メンバー構成とどのように部下を含めてマネジメントしているか?
A:10名構成で6:4に別れており、4名側に所属。部下と先輩がいて、ESで業務管理していることを説明。
ESに則り、私の業務を手伝ってもらい。定期的にMTGにて、業務状況、問題点のすり合わせを行っている。

Q:先輩がいるとのことだか、仕事がやりづらくないか?
A:人生および会社の先輩ということで、謙虚な気持ちで接することを心掛けている。
幸い人間関係に問題なく、業務は上手く回っていることを説明。

Q:業務詳細の事例で複数の利害関係者がいると思うが、どのように利害を調整したか?
A:リーダーシップの事例かコミュニケーションの事例かを念のため確認
お客様との利害を調整した事例(バルブ設置位置にサンプリング座があったが、三現主義に基づき、移設位置の合意形成を行った)を説明

【所感】

その他にもいくつか質問がありましたが、緊張していたこともあり、詳細思い出せませんが、とりあえず継続研さんの質問まで到達した後、
リーダーシップ、マネジメント、技術者倫理など、再度話が戻ってきました。
途中質問なのか意見を求められているのかわからない質問もございましたが、とりあえず自身の考えを述べました。

匠註:苦しい口頭試験だった用ですが、結果を見れば合格されたお二人でした。