副題:再受験者が来年変えるべきは、勉強量ではなく学び方である
プロローグ:去年と同じ勉強をして、来年は合格できるのか?
~坂戸市ベイカー街221B
十一月のロンドンは、朝から深い霧に包まれていた。
暖炉の前には、技術士二次試験の過去問題集、専門書、書き込みの多い答案用紙が積まれている。
ワトソン博士は、一冊の過去問題集を開きながら、難しい顔をしていた~
ワトソン博士
「ホームズ、技術士二次試験に不合格となった技術者から相談が届いている。今年も相当勉強したそうだ。過去問を何年分も解き、専門用語も整理した。それでも合格できなかった」
シャーロック・ホームズ
「それで、来年はどうするつもりなのだね?」
ワトソン
「さらに勉強時間を増やすそうだ。過去問をもう一度解き直し、参考書を読み直す。新しい専門書も購入するつもりらしい」
ホームズ
「なるほど。努力する意思は十分にあるようだ。しかし、その計画には重大な欠陥がある」
ワトソン
「欠陥? 勉強時間を増やし、過去問を繰り返すのは良いことではないか?」
ホームズ
「悪いことではない。だが、ワトソン君。去年と同じ勉強方法を繰り返して、去年とは違う答案を書ける保証があるのかね?」
ワトソン
「それは……分からないな」
ホームズ
「そこが問題なのだよ。不合格となった原因を調べず、単に勉強量を増やしても、同じ欠陥を持つ答案を書いてしまう可能性がある」
ワトソン
「では、再受験者は何を変えるべきなのだ?」
ホームズ
「過去問の使い方だ。過去問を何回解いたかではない。問題文から何を読み取り、どのように答案を組み立てるか。その考え方を学ぶ必要がある」
ワトソン
「つまり、勉強量より学び方を見直すわけだな」
ホームズ
「その通りだ。今日は、令和9年度ロックオン講座で用意している二つの教材、『解法のテクニック』と『キーワード解説集』を題材に、過去問の本当の使い方を考えてみよう」
第1章:過去問を繰り返し解くだけでは、なぜ足りないのか?
ワトソン
「ホームズ、技術士二次試験の勉強では、過去問が重要だとよく言われる。これは間違いではないだろう?」
ホームズ
「もちろんだ。過去問は極めて重要だ。出題形式、要求事項、専門分野の課題、技術的な背景を知ることができる」
ワトソン
「では、何が問題なのだ?」
ホームズ
「過去問を解くこと自体が目的になってしまうことだ」
ワトソン
「解くことが目的ではないのか?」
ホームズ
「違う。過去問は、未知の問題に対応できる能力を育てるための教材である。過去問と同じ問題が翌年も出るとは限らない」
ワトソン
「確かに、社会情勢も技術も変化する。過去問を暗記しただけでは対応できないな」
ホームズ
「そうだ。例えば、インフラの老朽化をテーマとした問題で、点検、診断、予防保全、長寿命化といった解決策を覚えたとしよう」
ワトソン
「それなら、似た問題が出れば使えそうだ」
ホームズ
「しかし、翌年の問題が、財源制約と人材不足の下で維持管理体制を再構築する内容だったらどうする?」
ワトソン
「同じ解決策を並べるだけでは、設問に合わない可能性がある」
ホームズ
「その通りだ。だから、過去問では解答を覚えるのではなく、なぜその課題を設定し、なぜその解決策を選ぶのかを学ぶ必要がある」
ワトソン
「過去問の目的は、答案の暗記ではなく、考え方の訓練なのだな」
ホームズ
「まさにそうだ。事件簿を何冊読んでも、犯人の名前を覚えるだけでは名探偵にはなれない。証拠から結論に至る推理の方法を学ばなければならないのだよ」
第2章:問題文の読み方を間違えれば、答案は最初から崩れる
ワトソン
「では、過去問を使った訓練は、どこから始めればよいのだ?」
ホームズ
「問題文の分析だ。ここを飛ばしてはいけない」
ワトソン
「問題文なら、誰でも読んでいるだろう?」
ホームズ
「読んではいる。しかし、要求事項を正確に理解しているとは限らない」
ワトソン
「どういうことだ?」
ホームズ
「例えば、次のような設問を考えよう」
異なる観点から技術的課題を三つ抽出し、それぞれの内容を述べよ。
ワトソン
「観点を三つ設定して、課題を三つ示す問題だな」
ホームズ
「そうだ。ところが、答案に『AIの活用』『DXの推進』『人材育成の強化』と書いてしまう場合がある」
ワトソン
「それでは解決策を並べているだけだ」
ホームズ
「その通りだ。問題文は課題の抽出を要求しているのに、答案では解決策を述べている。設問に答えていないのだ」
ワトソン
「専門知識があっても、要求事項を間違えれば評価されないわけだな」
ホームズ
「そうだ。だから過去問を解く前に、要求動詞を確認する必要がある。『抽出せよ』『選定せよ』『提案せよ』『述べよ』。それぞれ何を求めているかを理解する」
ワトソン
「設問ごとに、書く内容を決めるのだな」
ホームズ
「その通りだ。さらに、問題文に示された制約条件も確認する。財源が限られているのか。人材が不足しているのか。安全性を確保する必要があるのか。こうした条件を無視した答案では、問題解決能力を十分に示せない」
ワトソン
「過去問を読むだけでも、相当な訓練になるな」
ホームズ
「正しく読めば、だよ」
第3章:A評価答案は、模範解答として暗記してはいけない
ワトソン
「過去問を分析したら、次はA評価答案を読むのだろう?」
ホームズ
「そうだ。ただし、ここでも注意が必要だ。A評価答案を完全な模範解答と思ってはいけない」
ワトソン
「A評価なのに、完全ではないのか?」
ホームズ
「当然だ。A評価は満点を意味しない。合格水準に達した答案でも、改善すべき部分はある」
ワトソン
「では、どこを見ればよい?」
ホームズ
「最初に、設問の要求事項に答えているかを確認する。次に、課題の設定、最重要課題の選定、解決策の具体性、リスクとのつながりを検証する」
ワトソン
「文章の分かりやすさも必要だな」
ホームズ
「もちろんだ。主語と述語の関係が明確か。一文が長すぎないか。専門用語を正しく使っているか。こうした点も重要だ」
ワトソン
「それでは、A評価答案を読むだけでもかなり時間がかかりそうだ」
ホームズ
「かかる。しかし、それが勉強なのだ。単に『よく書けている』と感心するだけでは、自分の答案は変わらない」
ワトソン
「A評価答案の良いところと悪いところを分析する必要があるわけだな」
ホームズ
「そうだ。さらに重要なのは、別の問題へ応用することだ。A評価答案の文章を覚えても、同じ問題が出なければ使えない。しかし、課題抽出や解決策の組み立て方を理解していれば、別のテーマにも対応しやすくなる」
ワトソン
「合格答案から学ぶべきは、文章そのものではなく、解答に至る思考過程なのだな」
ホームズ
「その通りだ」
第4章:「解法のテクニック」は何を学ぶ教材なのか?
ワトソン
「ホームズ、ここでロックオン講座の『解法のテクニック』について説明してくれないか?」
ホームズ
「よろしい。令和9年度のロックオン講座では、過去4年分の問題とA評価答案を分析した『解法のテクニック』という教材を整備している」
ワトソン
「過去問題集とは違うのか?」
ホームズ
「違う。単に問題文と解答例を並べたものではない。問題をどう読み、答案をどう組み立てるかを学ぶための教材だ」
ワトソン
「具体的には?」
ホームズ
「まず、問題文の要求事項を分析する。何を答える問題なのかを、設問ごとに明らかにする」
ワトソン
「最初から答案を書き始めないわけだな」
ホームズ
「そうだ。次に、解答の方向性を整理する。どのような論理構成にすれば、設問に正面から答えられるかを考える」
ワトソン
「その後にA評価答案を分析するのか?」
ホームズ
「その通りだ。A評価答案の良い点を、採点者の視点から整理する。同時に、改善点も示す」
ワトソン
「良い点だけではないのだな」
ホームズ
「もちろんだ。A評価答案でも、曖昧な表現や説明不足が残る場合はある。そこを見落とさず、どう改善すればよいかを考える」
ワトソン
「最後は応用のしかただな」
ホームズ
「そうだ。別の問題でも使える考え方を整理する。課題の抽出方法、解決策の具体化、リスクの設定方法などを学び、未知の問題に対応できる力を養うことが目的だ」
ワトソン
「つまり、A評価答案を読むための教材ではなく、A評価答案の考え方を自分のものにするための教材なのだな」
ホームズ
「その通りだ。答案を写すための教材ではない。自分で答案を組み立てる能力を鍛える教材なのだよ」
第5章:「キーワード解説集」は何のために必要なのか?
ワトソン
「しかし、答案の組み立て方を理解しても、専門知識がなければ書けないだろう?」
ホームズ
「その通りだ。そこで、もう一つの教材が必要になる」
ワトソン
「キーワード解説集だな」
ホームズ
「そうだ。技術士二次試験では、専門知識が土台になる。ところが、技術部門や選択科目によって対象となる知識は幅広い」
ワトソン
「何を勉強すべきか迷う受験生も多いだろうな」
ホームズ
「そのため、ロックオン講座では過去4年分の問題から重要なキーワードを抽出し、技術的な意味や背景を整理した『キーワード解説集』を作成している」
ワトソン
「過去問から抽出することに意味があるのか?」
ホームズ
「大いにある。過去問は、試験でどのような専門知識や社会的課題が扱われてきたかを知るための重要な資料だからだ」
ワトソン
「ただし、過去問に出たキーワードを覚えれば合格するわけではないな」
ホームズ
「その通りだ。過去4年分の出題を分析しても、翌年の出題を完全に予測することはできない。また、過去問に出ていない重要技術もある」
ワトソン
「では、キーワード解説集はどう使うべきなのだ?」
ホームズ
「用語の意味を理解するだけでなく、その技術が何を解決するために使われるのか、どのような制約やリスクがあるのかを考えながら読むのだ」
ワトソン
「例えば、予防保全というキーワードなら?」
ホームズ
「故障や機能低下が顕在化する前に、点検結果や劣化予測に基づいて対策する考え方だ。そこで終わらず、導入に必要なデータ、補修優先順位の決め方、費用平準化への効果などを考える」
ワトソン
「その知識が、答案の解決策につながるわけだな」
ホームズ
「そうだ。キーワードを覚えるだけでは足りない。答案の中で使える知識に変える必要がある」
第6章:知識の地図と、答案への変換方法
ワトソン
「ここまで聞くと、二つの教材にはそれぞれ異なる役割があるようだな」
ホームズ
「その通りだ。私は、『キーワード解説集』を知識の地図、『解法のテクニック』を答案への変換方法と考えている」
ワトソン
「なかなか分かりやすい表現だ」
ホームズ
「地図を持っていても、目的地までの道順を判断できなければ到着できない。反対に、道順の考え方を知っていても、地形や道路の情報がなければ適切な経路を選べない」
ワトソン
「技術士二次試験でも同じなのだな」
ホームズ
「そうだ。例えば、災害対策の問題で、ドローン、GIS、衛星画像、道路啓開といったキーワードを知っていたとしよう」
ワトソン
「それだけなら、専門用語の知識だな」
ホームズ
「その通りだ。しかし、問題文が災害直後の初動対応を問うているなら、これらをどう組み合わせるかを考える必要がある」
ワトソン
「ドローンや衛星画像で被災状況を把握し、GISで情報を共有する。そして道路啓開の優先順位を判断する、といった流れか」
ホームズ
「そうだ。さらに、通信障害、飛行条件、情報の更新遅れなどのリスクも考える」
ワトソン
「知識が答案になっている」
ホームズ
「そこが重要だ。知識を持っているだけでは、技術士二次試験の答案にはならない。問題文の要求に合わせ、必要な知識を選び、課題と解決策を組み立てる。この二つの教材を組み合わせる目的は、そこにある」
第7章:再受験者が最初に変えるべき勉強方法
ワトソン
「では、今年不合格だった受験生は、この二つの教材をどのように使えばよい?」
ホームズ
「まず、今年の答案を振り返ることだ。知識不足だったのか。問題文を読み違えたのか。課題が粗かったのか。解決策が一般論だったのか」
ワトソン
「原因を調べず、いきなり教材を読むのではないのだな」
ホームズ
「そうだ。原因を特定したうえで、不足している知識はキーワード解説集で補う。そして、答案の構成に問題があるなら、解法のテクニックで考え方を学ぶ」
ワトソン
「その後は、実際に答案を書くのか?」
ホームズ
「もちろんだ。教材を読むだけでは、前年と同じ失敗を繰り返しかねない」
ワトソン
「読む、考える、書く、直す、という流れだな」
ホームズ
「その通りだ。例えば、最初は問題文を読んで答案骨子を作る。次に、教材で解答の方向性を確認する。そのうえで、A評価答案と自分の骨子を比較する」
ワトソン
「違いが分かったら?」
ホームズ
「なぜ違うのかを分析する。そして、必要な修正を行う。慣れてきたら、答案全文を書き、同じように評価する」
ワトソン
「教材を読んだ時間より、実際に何ができるようになったかが重要なのだな」
ホームズ
「まさにそうだ。技術士二次試験では、勉強したという事実だけでは評価されない。答案用紙に何を書けるかが重要なのだよ」
第8章:A評価答案の分析と、添削はどう違うのか?
ワトソン
「ホームズ、ここで疑問がある。解法のテクニックでA評価答案を分析できるなら、添削は必要ないのではないか?」
ホームズ
「そうとは限らない。教材による学習と、自分の答案の添削は役割が違う」
ワトソン
「どう違うのだ?」
ホームズ
「解法のテクニックは、問題をどう読み、答案をどう構成するかを学ぶための教材だ。一方、添削は、実際に自分が書いた答案の欠点を確認するためのものだ」
ワトソン
「つまり、一般的な考え方を学ぶことと、自分の答案を評価することは別なのだな」
ホームズ
「その通りだ。例えば、教材を読んで課題抽出の考え方を理解したつもりでも、実際の答案では課題が背景の言い換えになっている場合がある」
ワトソン
「前回話した『つもり答案』だな」
ホームズ
「そうだ。だから、教材で学んだ考え方を自分の答案に適用し、その結果を検証する必要がある」
ワトソン
「添削を受けて、直すわけだな」
ホーム
「そうだ。ただし、添削を受けるだけでは足りない。指摘された原因を理解し、別の問題でも同じ欠陥を繰り返さないようにすることが重要だ」
ワトソン
「教材、答案作成、添削、修正。この四つがつながるわけだな」
ホームズ
「その通りだ。教材は答えを与えるためだけにあるのではない。受験生が自分で考え、判断し、答案を改善するためにあるのだ」
第9章:令和9年度のロックオン講座で目指すもの
ワトソン
「では、令和9年度のロックオン講座では、何を目指しているのだ?」
ホームズ
「再受験者が、前年と同じ勉強方法を繰り返さず、知識の習得と答案作成を結び付けて学べるようにすることだ」
ワトソン
「そのために、二つの教材を整備しているわけだな」
ホームズ
「そうだ。過去4年分の問題を分析した『解法のテクニック』で、問題文の読み方と答案の組み立て方を学ぶ。そして、『キーワード解説集』で、必要な専門知識を整理する」
ワトソン
「しかし、どのような教材でも、合格を保証できるわけではない」
ホームズ
「当然だ。技術士二次試験は厳しい。教材が充実していても、受験生自身が勉強しなければ合格できない」
ワトソン
「それでも、勉強の方向性を明確にすることには価値があるな」
ホームズ
「その通りだ。特に再受験者は、すでに相当な時間を勉強に費やしている場合がある。必要なのは、単純に勉強時間を増やすことではなく、前年の欠点に対応した学習方法へ変えることだ」
ワトソン
「努力の方向を修正するわけだな」
ホームズ
「そうだ。過去問を読み、キーワードを覚え、答案を書くだけではなく、なぜその答案が評価されるのかを理解する。そして、次の問題に応用する。その積み重ねが重要なのだよ」
エピローグ:過去問は未来の答案を変えるために使え
~霧の向こうから、教会の鐘が聞こえてきた。
ワトソン博士は、机の上に積まれた過去問題集と答案用紙を見つめていた~
ワトソン
「ホームズ、今日の話でよく分かった。過去問を何年分解いたかより、過去問から何を学んだかが重要なのだな」
ホームズ
「その通りだ。過去問は、過去の出題を記録した資料だ。しかし、その本当の価値は、未来の答案を改善するために使えることにある」
ワトソン
「A評価答案を読むだけでは足りない。良い点と改善点を分析し、別の問題に応用する必要がある」
ホームズ
「そうだ。そして、専門知識も同じだ。キーワードを覚えることが目的ではない。その知識を、どのような課題に対して、どう使うのかを考えなければならない」
ワトソン
「だから、知識の地図と答案への変換方法が必要なのだな」
ホームズ
「その通りだ。技術士法第1条は、技術士制度の目的を、科学技術の向上と国民経済の発展に資することとしている。その役割を担う技術者には、知識を蓄えるだけでなく、知識を使って問題を解決する能力が求められる」
ワトソン
「その能力を、試験では答案で示すわけだな」
ホームズ
「そうだ。技術士二次試験は、簡単な試験ではない。特に再受験者にとって、不合格という結果を受け止め、もう一度勉強を始めることは容易ではないだろう」
ワトソン
「仕事も家庭もある。時間にも限りがある」
ホームズ
「その通りだ。しかし、厳しい制約条件の中で問題を解決するのは、技術者が日常的に取り組んでいる仕事でもある」
ワトソン
「ならば、受験勉強にも同じ姿勢が必要なのだな」
ホームズ
「そうだ。今年の答案に欠陥があったなら、その原因を分析する。知識が不足していたなら補う。問題文を読み違えていたなら、読み方を修正する。解決策が一般論だったなら、具体化する訓練を行う」
ワトソン
「去年と同じ努力を繰り返すのではなく、去年の失敗から学ぶ」
ホームズ
「その通りだ。再受験者が来年変えるべきは、勉強量だけではない。過去問の読み方、知識の使い方、答案の組み立て方である。
過去問は、正解を暗記するためにあるのではない。まだ見ぬ問題に、自分の頭で答えるためにあるのだよ」
まとめ
技術士二次試験の過去問は、繰り返し解くだけでは十分ではない。重要なのは、問題文が何を要求しているかを読み取り、どのように答案を組み立てるかを学ぶことである。
再受験者が前年と同じ勉強を繰り返しても、答案の欠点が修正されなければ、同じ失敗を繰り返す可能性がある。
そのため、過去問学習では、A評価答案を単に読むのではなく、良い点と改善点を分析し、別の問題への応用方法まで理解する必要がある。
令和9年度のロックオン講座では、この考え方に基づき、「解法のテクニック」と「キーワード解説集」を組み合わせた教材を整備している。
「解法のテクニック」は、過去4年分の問題とA評価答案を分析し、問題文の要求事項、解答の方向性、答案の良い点、改善点、応用方法を学ぶ教材である。
「キーワード解説集」は、過去4年分の問題から重要キーワードを抽出し、専門知識や技術的背景を整理する教材である。
キーワード解説集は「知識の地図」。解法のテクニックは「答案への変換方法」である。
両者を組み合わせ、実際に答案を書き、評価し、修正することで、知識を答案へ活用する訓練につながる。
技術士二次試験は厳しい。しかし、だからこそ、前年の不合格を単なる失敗で終わらせず、原因を分析して学習方法を改善する価値がある。
再受験者が目指すべきなのは、過去問の答えを覚えることではない。未知の問題に対して、自分の専門知識を使い、論理的な答案を組み立てられるようになることである。

私(匠)は『日本シャーロック・ホームズ・クラブ』の正式会員です。
「日本シャーロック・ホームズ・クラブ(JSHC)」は、1977年に設立された日本最大級のシャーロック・ホームズ愛好家(シャーロキアン)の親睦団体です。全国に約700名の会員を擁し、専門的な研究からファンの交流まで幅広い活動を行っています。
【主な活動と特徴】
・イベントの開催: 毎年春と秋の「全国大会」のほか、東京や軽井沢でのセミナー、月例会などを開催しています。
・出版物の発行: 機関誌『ホームズの世界』や研究書の出版、関連事典の制作協力などを行っています。
・入会のしやすさ: 論文の提出義務などはなく、ホームズを愛する気持ちがあれば誰でも気軽に参加できるウェルカムな雰囲気のクラブです。







