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そのため、少しの間、ここでメルマガを読めるようにします。
なるべく早く不具合を修正しますので、お待ちください。
本当に申し訳ありません。
技術士Lock-On:令和時代の技術士になる! 第210号(08月20日)
ほとんどの会社で夏休みは終わったと思います。
交代で休む会社もありますが、それでももう終わりではないでしょうか?
まあ、技術士試験に関しては、8月いっぱいは、休みと思って良いと思います。
まあ、これから、だんだんと技術士試験に頭をならして行きましょう。
受講者の皆さんにとっては、筆記試験の結果は分からず、何とも言えないもどかしさの中で、お仕事をされていると思います。
しかし、それはあなただけではありません。
全ての受験者が同じ境遇・同じ気持ちの中で過ごしています。
毎年同じ事を言ってますが、9月になったら、少しずつ口頭試験の準備にはいりましょう。
今は、準備のための体慣らしみたいなものです、気軽に読んで下さい。
以下は、技術士会が公式に告知しています。
必ず理解して下さい。
また、丸暗記ではなく自分の言葉で説明できるようになって下さい。
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)
専門的学識
・技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な、技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
・技術士の業務に必要な、我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること。
問題解決
・業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること
・複合的な問題に関連して、相反する要求事項(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)、それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、複数の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、又は改善すること。
マネジメント
・業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、プロジェクト、サービス等)に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。
評価
・業務遂行上の各段階における結果、最終的に得られる成果やその波及効果を評価し、次段階や別の業務の改善に資すること。
コミュニケーション
・業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
・海外における業務に携わる際は、一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え、現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。
リーダーシップ
・業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
・海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
技術者倫理
・業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、文化及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代に渡る社会の持続性の確保に努め、技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚し、倫理的に行動すること。
・業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
・業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの責任を負うこと。
口頭試験での確認事項(一般部門)
技術士としての適格性を判定することに主眼をおき、筆記試験における記述式問題の答案及び業務経歴を踏まえ実施するものとし、次の内容について試問します。
Ⅰ 技術士としての実務能力
①コミュニケーション、リーダーシップ [ 30点 ]
②評価、マネジメント [ 30点 ]
Ⅱ 技術士としての適格性
③技術者倫理 [ 20点 ]
④継続研さん [ 20点 ]
口頭試験での確認事項(総合技術監理部門)
こちらは、技術士会の資料が役に立たないです。
総監の口頭試験は、何を質問されるのか、予測がつきません。
なので、地頭を鍛えて下さい。
それしか、言うことがありません。
技術士Lock-On:令和時代の技術士になる! 第211号(08月27日)
伝わらないものは、存在していないことと同じです。
だからこそ、伝えたいことをちゃんと伝える必要があるのです。
皆さんには、技術士に相応しい能力があります。
それは、間違いありません。
しかし、試験委員にそれが上手く伝わらないと不合格になります。
口頭試験で問われる「強み」とは、仕事を通して身につけたスキルや経験を指します。
技術士試験は、業務経験をとても重視します。
口頭試験で質問される、似たような言葉の中に「長所」がありますが、「長所」は本人がもともと持っている優れた人柄、性格を指します。
実際の試験では、面接官が何を知りたがっているのか、質問の意図を考えることが大切です。
以下のように考えておいてください。
強み 仕事を通じて身につけ、磨いたスキル。仕事で成果を出すために活かせるスキル長所 本人が持つ優れた資質・人柄・性格。プライベート・仕事にかかわらず持っている性質
口頭試験で強みとしてアピールできるスキルは大きく2種類あります。
「ポータブルスキル(業種・職種を問わず活かせるスキル)」と「専門的なスキル」です。
2つとも、技術士のコンピテンシーに含まれていることが分かりますね?
もう一つ、技術士には継続的な研鑽を行う義務があります。
平たく言えば、向上心です。
性格特性や強みの一つとして挙げられることが多い「向上心」。
「上に向かう心」という文字通り、「高い目標を目指し努力する心、成長しようとする心」のことを指します。「成長意欲」とも言い換えることができるでしょう。
これを直接問われることもありますが、言葉の端々にそんな態度が現れるように解答して下さい。
継続的な研鑽をしますか? と問われたら、誰だって「続けます」というでしょう。
そんな分かり易い質問は無いと思います。
そのため、継続的な研鑽として「高い目標を掲げていた」という目標設定の高さだけを伝えても、主観的であまりアピールにはなりません。思うだけなら誰でもできますし、それが仕事で本当に行動に結び付くのか、イメージしにくいからです。
継続的な研鑽をアピールするなら、掲げた目標自体の高さだけにこだわらず「掲げた目標に向かって、実際にどう活動してきたのか」を伝えましょう。
また、「〇〇を一言で表すと」 への回答を考えて下さい。とても良い練習になります。
なるべく、具体的な言葉で説明するのがポイントです。
特に実体験を織り交ぜたり、 補足情報を加えたりすることにより具体性をもたせましょう。 たとえば、「コミュニケーション能力が高いです」 という回答は、本当に人付き合いが得意なのか、何を根拠に能力が高いと判断しているのか、 試験委員には伝わりません。
一方、「コミュニケーション能力が高いです。 例えば、海外業務では~~~~」 という説明は具体性があり、 面接官の印象に残ります。 短い言葉で確実に伝えるためには、時間・人数・件数などの数字を用いて説明するのもおすすめです。
「〇〇を一言で表すと」の〇〇部分ですが、例えば、総監部門の方なら、「経済性管理を一言で表すと~~~」とか、「トレードオフを一言で表すと~~~」みたいなことも考えて下さい。
口頭試験対策は、基本的にトレーニングあるのみです。
間近になって慌てることがないように、少しずつでも初めて下さい。
ロックオン講座では、本日27日10時~(※開催済み)と、9月10日10時~の2回、同じ内容ですが、口頭試験対策講座を開催します。
受講者さんは、誰でも視聴できますので、ぜひ、参加してください。
技術士Lock-On:令和時代の技術士になる! 第212号(09月03日)
今回も、口頭試験対策をご説明します。
ときどきあるのですが、技術者倫理に関する質問です。
3義務2責務を問う質問はおおく有ります。
しかし、その変形バージョンというか、発展型の質問があります。
例えば
「技術者倫理の中で最も重要なものはなんですか?」
「3義務2責務の中で、あなたは何を重視しますか?」
「最も重要な技術者倫理はなんですか?」
「コストが掛かって、公益確保ができないかのうせいの有るとき、あなたならどうしますか?」
こんな質問です。
これをセミナーで話すと、必ず質問されます。
どれが重要ですか?
と言う質問です。
しかし、この質問には正解がありません。
3義務2責務のどれを選んで解答しても良いのです。
ただし、論理的な説明をつけて下さい。
納得できる説明であれば、試験委員は頷いてくれます。
公益確保でも、信用失墜行為の禁止でも良いのです。
公益確保を選ぶ人が多いのは事実ですが、技術士制度そのものの信用を失っては、全てが終わりです。ですから、信用失墜行為の禁止を選んでも良いのです。
また、コストと安全性は、相反する場合が多いのですが、無制限に費用を膨らませるのも間違いです。リスクは計算しなければなりません。
何でも、安全第一と答えないようにして下さい。
追突しても怪我をしないようにと、普通の自動車を装甲車にすることはないはずです。
エンジニアは芸術家ではないのです。
極限を求めるのではなく、バランスを考えて下さい。
それと、技術士会が配布している、「技術士ビジョン21」は必ず確認して下さい。https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/attached/attach_31_2.pdf
上記のURLで確認出来ます。11頁程度の資料ですから簡単に読むことができます。
その中に3義務2責務の説明があります。
3.技術士の義務と責任
技術士は、職域コース毎にふさわしい職業倫理と問題解決能力を備え、技術士法に定められている「義務と責任」を適正に果たさなければならない。
(1) 公益確保等の社会的役割に対する責務
1)義務の履行
技術士は、技術士法において、3つの事項の義務を課されている。それは、「信用失墜行為の禁止」「技術士等の秘密保持義務」、そして「技術士の名称表示の場合の義務」である。信用失墜行為の禁止は、職業的な権威にかかわるもの、秘密保持義務は、依頼者の利益擁護に関わるもの、そして名称表示は、資格の範囲に関わるものである。これらの義務の履行は、技術士として当然なすべきことであり、いずれの職域の技術士もこれを侵すことはできない。
2)公益確保の徹底
技術士法改正の特徴の一つは、同法第45条の2に「公益確保の責務」が規定されたことである。内容は、「技術士又は技術士補は、その業務を行うにあたっては、公共の安全、環境の保全その他の公益を害することのないように努めなければならない」となっている。 コンサルタントの技術士および公務員技術者の技術士が公益を損なった場合、責任を自ら負うことは当然のこととして、企業内技術者のリーダーとしての技術士も、技術面で責任の重い役割を担うことが多く、公の生命や財産の安全を損なう危険性が高いため、公益確保を最優先して倫理的な判断、技術的な判定を下さなくてはならない。
(2) 技術士の資質向上への責務(CPD)
1)CPDの定義
「資質向上への責務」とは、“新技術士誕生のときの能力をスタートレベルに、常にそれ以上の能力を目指して自己の責任によって継続的に研鑚を積むこと”をいう。技術士法第47条の2に、「技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない」と規定されている。日本技術士会の正式な文書において、これまではCPDを「継続教育」としていたが、プロフェッショナルである技術士に「教育」という言葉を適用して生ずる誤解を避けるため、今後は「継続研鑚」という。
2)CPDの実践
技術の進歩が急速な現代においては、陳腐化した知識や技術を適用しないように、常に最新のものを取得すべく自己研鑚に励む必要がある。日本技術士会は、この研鑚の対象として、
①研修会、講習会、研究会、シンポジウム等への参加、
②論文等の発表、
③企業内研修及びOJT、
④技術指導研修会、講習会の講師等、
⑤産業界における業務経験、そして
⑥その他を挙げている。
技術士としてまず重要なことは、自己の専門とする技術分野で、業務を確実に遂行し、その過程で必要な知識、技術、ノウハウなどを適正に身につけることが継続的な自己研鑚の基本である。これをより充実あるいは補完する手段として上述の対象が必須である。必要な知識、技術等は職域によって異なるため、コース毎のCPDガイドラインを策定するなどして方向づけをする。
この後略。
技術士会の考え方をある程度理解することは重要です。
技術士会が行う試験ですから、全くズレたことを応えていたら、合格することは出来ません。
理解を深めてください。
技術士Lock-On:令和時代の技術士になる! 第213号(09月10日)
口頭試験の一般的な質問は、ネット上に色々でています。
多分、集めれば200くらいにはなるでしょう。
あくまでも一般的な質問であり、深掘りは出来ませんが、それでもある程度の対策は出来ると思います。
このとき、例えば
https://ondoku3.com/ja/
上記のサイトで、テキストを音声化してみるのも良いと思います。
質問を音声に変換して、で聴いて口頭で応える練習を繰り返すのです。
紙で応える場合、どうしてもじっくり考えてしまいます。
しかし、実際の口頭試験では、じっくり考えている余裕がありません。
なので、質問を音声化したら、紙のテキストは読まずに、音(声)だけ聴いて、それに応えるようにして下さい。
慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。
もうひとつ、応えに対するさらに掘り下げた質問はそうするか?
ほとんどの場合は、その理由を質問されますから、それを自分で考えて下さい。
これは、業務の詳細に関する質問でも同じようなことが言えます。
それと、一昨年のことですが、CPD制度に関して変更がありました、そのため昨年の試験でも多い方が質問されています。しっかりおさらいして下さい。
技術士CPD活動実績の管理及び活用制度の開始
詳しくは
https://www.engineer.or.jp/c_topics/008/008032.html
上記URLを確認して下さい。
こうやって見ていくと、覚えなければならないことが割と多いです。
早めに始めてまず、情報の整理を行って下さい。
漏れ抜けがないように注意してください。
また、急に色々なことを覚えることはできないです。
繰り返し、頭に定着させる必要があります。
一夜漬けでは上手く行きません。
ブログでも、試験に役立つ情報を発信中です。
ぜひ、読んでください。
https://gijutsushi-goukaku.jp/
ユーチューブでも解説してます。
興味のある方はどうぞ。
https://www.youtube.com/channel/UCrbmFXXZvrb1a-nbQm-MOig/videos
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