技術士二次試験の概要とその対策

技術士合格への道

~~「技術士」は、科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格です~~

国家資格ですから、技術士試験は一次試験も二次試験も国家試験です。あるサイトのデータによれば、2022年1月時点で680種類ある国家試験の1つということです。
下表の通り、難易度で言えば、超難関Sクラス(難易度71~77)の資格が10種類ありますが、その下、難関試験Aクラス(難易度60~70)と言われる資格の中でトップクラスです。ですから、軽い気持ちで取得できる資格ではありません。

技術士会の公式データによると

技術士・技術士補の現況 昭和32年に技術士制度が発足して以来、令和4年3月末現在、技術士登録者数の合計は約9万7千名です。
うち約45%が建設部門、次いで、総合技術監理部門、上下水道部門、機械部門、電気電子部門の技術士の数が比較的多いと言えます。
 業態別では、技術士全体の約79%が一般企業等(コンサルタント会社含む)、約12%が官公庁・法人等、約0.5%が教育機関に勤務し、約8%は自営で業務を行っています。

技術士になるには、一次試験と二次試験がある

技術士試験は一次試験と二次試験があり、一次試験の合格と所定の実務経験がないと二次試験に進むことができません(別ルートもあります)。

技術士試験の仕組み


また、二次試験には、筆記試験と口頭試験があり、口頭試験は筆記試験に合格した人のみが実施されます。もう一つ、技術士には科目合格がありません。ですから、筆記試験に合格して口頭試験で不合格になった場合、翌年はまた筆記試験から受け直しです。筆記試験と口頭試験で構成される二次試験は、試験内容が大きく異なるので試験ごとに対策が必要です
以下の記事では、技術士の二次試験の試験科目と、合格に向けた対策法について解説します。

日程は微妙に変わりますが、令和4年の試験日を例に挙げて説明します

以下、技術士会のホームページより部分的に引用します。
4.試験の日時、試験地及び試験会場
(1)筆記試験期日総合技術監理部門の必須科目
・令和4年7月17日(日)
(2)総合技術監理部門を除く技術部門及び総合技術監理部門の選択科目
・令和4年7月18日(月・祝・海の日)
時間 試験時間は、受験者に別途通知する。
試験地及び試験会場次の都道府県において行、試験会場は、6月中旬頃の官報に公告する。
北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県。
なお、試験会場については、受験者があらかじめ選択する試験地における会場を本人宛てに別途通知する。
(3)口頭試験期日 令和4年12月から令和5年1月までの間で、受験者に別途通知する日時間 試験時間については、受験者に別途通知する。試験地及び試験会場東京都 試験会場は、受験者に別途通知する。
(匠註:口頭試験の日程は絶対に変更してくれません。以前、出産予定日1週間前が口頭試験に決まった方が、1週間早めて欲しいと頼んだのですが、一言で却下でした。幸い無事出産でき、試験にも合格できたのですが、全く融通は利きません。)

6.受験申込受付期間

令和4年4月4日(月)から4月18日(月)まで。受験申込書類は、公益社団法人日本技術士会宛てに、書留郵便(4月18日(月)までの消印は有効。))で提出すること。
なお、令和元年度技術士第一次試験再試験の合格者で、令和4年4月28日(木)をもって受験資格を満たす者については、受験申込受付期間を令和4年5月11日(水)(消印有効)までとする。

10.合格発表

筆記試験については、令和4年11月に合否を通知する。
また、口頭試験については、令和5年3月に試験に合格した者の氏名を技術士第二次試験合格者として官報で公告するとともに、本人宛てに合格証を送付する。
筆記試験及び口頭試験の合格発表後、受験者に成績を通知する。上記が令和4年度に実施された技術士2次試験の日程です。
(この記事の執筆時点では、8月なので口頭試験はまだです)
受験申し込みが4月で最終の合格発表は翌年の3月です。つまり、1年がかりの試験です。しかも、筆記試験が終わって、その結果を待つ期間が3ヶ月以上あります。
8月~10月の3ヶ月間は何とも言えない「生殺し」状態ですが、ひたすら耐えるしかありません。
また、筆記試験は論文試験ですから、結果は何とも言えないのです。後から考えれば考えるほど、小さなミスや思い違い、勘違いが気になります。多くの受験者さんが、眠れない日々を過ごすことになります。

受験資格

技術士2次試験は誰でも受験できる試験ではありません。
一般部門と総合技術監理部門ごとに定められている受験資格を満たしていることが必要です。


総合技術監理部門以外の技術一般部門における受験資格
1    技術士補に登録し、技術士補として通算4年を超える期間技術士を補助したことのある者。
2     技術士補となる資格を有した日から、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者の監督のもとに当該業務に従事した期間が通算4年を超える者。
3      科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務に従事した期間が通算7年を超える者。(技術士補となる資格を有した日以前の従事期間も算入できます。)

総合技術監理部門における受験資格
1 上記1~3に示した期間に更に3年必要。
2   既に技術士第二次試験に合格している者は、業務経験が第一次試験合格前の従事期間を含めて7年を超える期間があれば受験が可能。
※ 上記(1)から(3)について、大学院の期間を有する者は、2年を限度として、その期間を短縮することができます。(技術士補となる資格を有した日以前の期間であっても、大学院における研究経歴の期間を、2年を限度として、業務経歴の期間を減じることができます。)
参照:公益社団法人 日本技術士会

上記が技術士2次試験の受験資格です。
受験を検討している技術部門の受験資格については、必ず確認しておきましょう。
ときどき、技術士試験を受験するのに、技術士会のウエブサイトをあまり見てない人がいます。
毎日とは言いませんが、1週間に1回程度は確認して下さい。
新しい情報もそうですが、試験に役立つ情報も意外なほど掲載されていいます。
このロックオン講座のサイトでも、今後必要な情報を紹介して行きたいと思います。

筆記試験の内容

技術士の筆記試験は全21部門あり、具体的には、次のとおりです。
技術部門 
機械、船舶・海洋、航空・宇宙、電気電子、化学、繊維、金属、資源工学、建設、上下水道、衛生工学、農業、森林、水産、経営工学、情報工学、応用理学、生物工学、環境、原理力・放射線及び総合技術監理の21技術部門うち、20部門は必須科目と選択科目が出題されます。
総合技術監理部門に限り、必須科目のみで選択科目はありません、また、試験日が1日異なります。
20部門の必須科目は記述式で、受験する技術部門の全般的な基礎的専門知識、応用能力や問題解決能力、課題遂行能力に関する内容です。
選択科目は2つあり、専門知識と応用能力に関する問題、または問題解決能力と課題遂行能力に関する問題を解答します。
総合技術監理部門の必須科目は、総合技術監理部門における課題解決能力と応用能力が問われます。こちらの必須科目に限り、記述式に加えて択一式の問題が出題されます。この択一試験は40問の五択問題であり、範囲が広く難関です。また、一般的なエンジニアの皆さんが、業務で使用する知識だけではありません。工学以外の分野からも出題されます、優秀なエンジニアが受ける試験ですが、総監の択一試験は50%正答できない方が大勢います。
以上が筆記試験の概要ですが、合格率は概ね10~15%です。しかし、これで終わりではありません。

口頭試験の内容

技術士2次試験の口頭試験科目としては、「技術士としての適格性等について口述により行う」と定められています。
技術士の2次試験で口頭試験が実施されるのは、知識の有無を確認することではなく、実務に従事する中での応用能力や人柄など、技術士の適性を判定することが真の目的です。
また、令和元年度からは、技術士に必要とされるコンピテンシーを確認するような試問が多くなりましたが、試験委員によって、質問の内容が異なることも多く、単純に質問集を作って、答える練習をすればよいと言う訳ではありません。
とは言え、口頭試験の合格率は80~90%です。落とすための試験ではありません。しっかり準備すれば受かる試験です。

以下、筆記試験と口頭試験に対する試験突破方法を考えて見ましょう

筆記試験対策

筆記試験対策準備した方が良いモノ。
過去問題5~6年分の一覧表。
課題整理表。
受験する部門に関係のある白書3~4年分。
例えば令和5年に受験するなら令和4年~2年、元年くらいまでの白書。
過去問題5~6年分の一覧表と言うのは、ロックオン講座のオリジナルかもしれません。
課題整理表も、骨子とは異なりますので、ロックオン講座のオリジナルと言って良いと思います。
とは言え、誰でも作成可能です。
過去問題の一覧表は、以下のようにExcelを使って、年別に過去問題を並べるだけです。
一覧できるので、傾向を知ることができます。簡単に作れて便利なので必ず用意して下さい。
ロックオン講座では、12の部門でこれを作成し、受講者様に配布しています。
少し見づらいですが、要するにExcelのセル一つに、問題を1問1問コピーすれば良いのです。
1年分が縦に並びます、右に1つずれると、1年前の問題です。

過去問題分析表

白書は、集め出すときりがありませんが、読む時間を考えると3~4種類までだと思います。
およそ、以下の白書を確認して下さい。欲張っても読み込み事ができなければ意味がありません。
一つの白書につき3年分を読むことを考えると3種類でも9冊分の資料になります。ご自身の受験部門との関係を考えて下さい。
ただし、総合技術監理部門の場合、5~6種類の白書を読む必要があります。実際に択一試験の問題が出題されますから、読まない訳にはいきません。

  1. 経済財政白書
  2. 世界経済白書
  3. 防災白書
  4. 少子化社会白書
  5. 食育白書
  6. 高齢社会白書
  7. 国民生活白書
  8. 交通安全白書
  9. 男女共同参画白書
  10. 原子力白書
  11. 地方財政白書
  12. 科学技術白書
  13. 情報通信白書
  14. 労働経済白書
  15. 食料・農業・農村白書
  16. 森林・林業白書
  17. 水産白書
  18. ものづくり白書
  19. 中小企業白書
  20. エネルギー白書
  21. 国土交通白書
  22. 水資源白書
  23. 環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書
  24. 気象白書
  25. インターネット白書

上記全ての白書は、管轄官庁のウエブサイトから無料でダウンロードできます。
紙媒体の本もありますが、高価ですし、検索性を考えるとPDF資料を使った方が良いと思います。
ときどき、紙の本の方が読み易いとおっしゃる方もいますが、それでも、PDF資料を集めてから紙媒体の本を購入して下さい。
これは、私の個人的な使い方ですが、以下の手順で資料を集めています。
PDFの検索機能を使って、該当するキーワードを検索します。該当箇所の前後を読み進めます。
重要と思ったところを、Evernoteに保管します。キーワードにもよりますが、1冊の白書から40~100くらいの保管箇所が見つかると思います。これを3種類3年分の白書で行って下さい。
キーワード選ぶセンスも必要ですが、必須問題やⅢの問題を解答するために必要な知識はこれで集められます。
現在の私は、自分に必要な資料を全てEvernoteに集めるようにしています。
皆さんもぜひどうぞ。

知識偏重に陥らない

ところで、筆記試験対策を考えるとき、重要なことが1つあります。
それは、筆記試験が知識を重視する試験ではないということです。
技術士試験は業務経験と、その経験によって培われた応用能力を重視した試験だと言うことです。これは、なかなか分かって貰えないのですが、合格するために必要なのは、知識だけではありません。ですから、知識の習得に力を注がないで下さい。
概ね、
インプット(知識の習得)が30%
アウトプット(自分の能力を表現する力)が70%だと思います。

私自身は上記の考えで試験対策を行いました。
ただし、総合技術監理部門は、40問の択一試験がありますから、知識の習得が必要です。
上記の割合は逆になると思って下さい。
つまり、総合技術監理部門だけは、インプット(知識の習得)が70%
アウトプット(自分の能力を表現する力)が30%です。

上記を裏付ける証拠として、例えば私は、機械部門と総合技術監理部門の技術士ですが、いわゆる機械工学は全くの素人です。
学生時代に私が勉強したのは工業化学です
また、医療機器メーカーに勤務した私は、27年の在職中、23年間工場の管理者(工場長)でした。
管理者と言えば聞こえは良いのですが、中小企業ですから、要するに工場の雑用係みたいなものです。
機械工学的な専門知識は必要ないのです。
むしろ、総合技術監理部門の知識や感覚が役立ちました。
なので、私にとっては、機械部門の受験よりも総合技術監理部門の受験の方が簡単でした。
また、これまでの9年間で、ロックオン講座の受講者様には、教育学部出身で電気電子部門の技術士になった方。文学部歴史学科出身で、経営工学の技術士になった方がいます。
さらにロックオン講座の最年少合格者(合格時30歳)でもある、建設部門道路科目の方は、国立大学ですが社会学部出身の女性エンジニアでした。
合格に必要な能力は、専門知識だけでないことをしっかり理解して下さい。

解答はアウトラインが重要

Ⅲと必須問題の解答は以下の流れと論理的な一貫性を重視して下さい。
題意(問題文から読み解く)⇒観点⇒課題⇒最も重要な課題⇒解決策⇒解決策に潜むリスクと対策
上記が分かり易く、論理に破綻が無ければ、合格ラインに近づきます。
そのため、解答を書くときは骨子・アウトラインをしっかり書いてから、その内容を書くようにして下さい。
その方が、論理の破綻や漏れ抜けのなない解答を書きやすいはずです。

一例として、建設部門必須問題の解答

Ⅰ-2 
人口減少と高齢化に加え、新型コロナウィルス感染症によって、生活必需のサービスを支える公共交通や地域においても重要な観光産業は大きな打撃を受けており、社会の存続基盤とも言えるこれらの産業の持続が困難になるおそれがある。このような状況を考慮して、建設部門全体の問題として下記の問に答えよ。
(1)今後、持続可能な社会を構築するために、技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)全問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対応策について、専門技術を踏まえ考えを示せ。
(4)全問(1)~(3)を業務として遂行するにあたり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

題意は?

社会の存続基盤とも言えるこれらの産業の持続が困難の中、今後、持続可能な社会を構築するための課題を求めています。

課題は3つ
1.技術面の観点から、いかに持続可能で暮らしやすい社会を構築するか
2.持続管理の観点から、いかに常時、維持管理していくか
3.人材面の観点から、いかに少ない人数で対応できるようにしておくか

最も重要な課題は、「いかに持続可能で暮らしやすい社会を構築するか」

解決策は4つ
1.コンパクト・プラス・ネットワーク化
2.DXの推進
3.人のにぎわいがあるまちづくり
4.防災力が維持された社会

リスク以下は省略します。
上記で、骨子の中には、論理の破綻がありません。
ただし、内容を読んでいくと、その中に細かいミスはあります。
制限時間のある中、しっかり推敲できる訳ではありませんから、ノーミスの解答を書き上げるのは難しいのですが、アウトラインに関しては、試験対策として「課題整理表」を作っておくことをお勧めしています。「課題整理表」とは以下のようなものです。
(上記の問題とは別です)

上記が、ロックオン講座お勧めの「課題整理表」です。結局の所、題意は過去問題から集めるのと、他は予測になりますが、20個程度作るとほぼ間違いなくその中から出題されます。
なので、これがしっかり準備できると、後は解答の内容だけに集中して解答を書き上げれば良いのです。
手始めに、令和になってからの4年分、必須とⅢの問題を作って見て下さい。1年で4問あります。全部で、16問です。
これを作る事で間違いなく保証できるのは、解答時間が早くなることです。これは、課題整理表を作った全ての方がおっしゃっています。

口頭試験対策

実際のところ、口頭試験で最大の障害物は緊張感です。
事前に準備して、頭に入れたはずの答え、準備したはずの答えが咄嗟に出てきません。
「どうしてだろう?」と悩んでいるうちに、次の質問が来ます。
暑くは無いはずなのに、汗が出ます。喉も渇きます。
また、試験官から間違いを指摘されたり、技術力があるかを疑われたりといった厳しい質問が飛んでくることもあります。
加えて、一部の試験委員の中には、圧迫面接のような試験をする人もいるようです。意味も無く、怒って受験者の反応を見るのは良い趣味とは言えないですが、事実としてそんな試験もあるので、注意して下さい。特に総合技術監理部門の口頭試験に多いようです。

手のひらの上の「人」と書いて飲んでしまう

古典的な手法ですが、上のやり方はある意味正解です。
「そんな馬鹿な!」と思う方もいると思います。
しかし、ドアを開ける前に「手のひらに人と書いて飲む」ことを決めていたとして、その場でそのことを思い出せるのは。落ち着いている証拠です。前述しましたが、口頭試験で最大の敵「緊張感」の抑制に成功していることになります。
私もやりましたが、ぜひやってみて下さい。
ただし、本番でそれを忘れて、部屋に入ってしまった場合、後から思い出しても遅いかもしれません。

口頭試験の準備

氏意見申し込み時に、5つの業務経歴を書いたはずです。
その業務それぞれを、以下の視点で見直してください。
マネジメントの視点
リーダーシップの視点
倫理の視点です。
また、上記の3つは、技術士会の定義に沿った考えに基づいて下さい。

マネジメント=リソースの配分

業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において,品質,コスト,納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項,又は成果物(製品,システム,施設,プロジェクト,サービス等)に係る要求事項の特性(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等)を満たすことを目的として,人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。

リーダーシップ=ステークホルダーとの調整

業務遂行にあたり,明確なデザインと現場感覚を持ち,多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
海外における業務に携わる際は,多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに,プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。

技術者倫理=公益の確保または、公衆の安全重視

業務遂行にあたり,公衆の安全,健康及び福利を最優先に考慮したうえで,社会,文化及び環境に対する影響を予見し,地球環境の保全等,次世代にわたる社会の持続性の確保に努め,技術士としての使命,社会的地位及び職責を自覚し,倫理的に行動すること。
業務履行上,関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
業務履行上行う決定に際して,自らの業務及び責任の範囲を明確にし,これらの責任を負うこと。

技術士会の定義は上記の通りですが、この視点から、経歴に書いた業務を見直して整理して下さい。
それで、大抵の質問に答えられると思います。
あとは、緊張感に慣れるために、模擬試験を受けましょう。
習うよりも慣れろは、まさに口頭試験のための言葉です。

口頭試験



関連記事