令和3年度口頭試験の試験内容-2

口頭試験

令和3年度口頭試験の試験内容

電気電子部門の合格者さんの場合

試験内容

業務内容の詳細を3分で説明。
A:練習どおり説明。(申込書の誤字もお詫び。)
Q:なぜ水密構造の銅電線ではダメなのか?
A:施工上、皮剥きなどを人間系で行う。そこも含めての水密は難しいため。
Q:アルミに変えると工具なども変更するということか?
A:変更した。現場作業員は嫌がったが、公益確保のため、と説明した。
Q:今は他社もアルミに切り替えつつある。先見の明ということか?
A:その当時は、断線問題を将来世代に担わせたくなかった、という思い。他社が切り替えると意思決定した際には、協力を申し出た。
Q:社内の意思決定はどうした?
A:コスト低減、リスク低減、という点を強調して、経営層に説明して理解頂いた。

Q:リーダーシップはどうした?
A:社員は2人。メーカー、工事会社、現場作業員と調整し、人員を確保した。
Q:マネジメントは?
A:2年間で開発すると決めてやった。実験設備使用等の制約もあり、人員確保をそこの上長と調整して成し遂げた。
Q:2年間とは短いが。
A:被覆以外のところは、他電力共通。他電力にも相談しながら進めた。
Q:メーカーはアルミ化を嫌がったのでは?
A:1社目は嫌がって、水密銅の改良を提案した。諦めず2社目にはなして取り組んだ。
Q:本件、学会発表は?
A:私はしていない。後進が、学会誌に投稿した。
Q:技術者倫理はどうか?
A:電力供給は、国民経済、生活の要であり、公益の確保を重視している。停電しない、感電させない、など。
Q:数年前の台風、自治体が道路を開けてくれない、などはどうした?
A:自治体にお願いしてどけてもらう調整をした。停電を解消するなら、そうしないとダメ、という調整をした。
Q:自治体と協定などは結んでいるか?
A:そのとおり。和歌山県など、協定を結んでいるところもある。

Q:自己研鑽は?
A:電気学会、電気設備学会の学会誌購読、団体等のセミナー、オンライン英会話。技術士になったら、技術士会にはいり、研鑽したい。
Q:自己研鑽を続けるか?
A:続ける。後進の育成もしたい。
Q:後進育成はどうか?
A:相手のレベルに合わせて育成・指導する。直接コミュニケーションして、伝わっているかどうか、を確認する。また、書類等も示して、忘れても確認できるようにしている。

所感

質問数は少なかったですが、先方も何を質問するか迷っているタイミングもあったりして、ギリギリした雰囲気はありませんでした。

建設部門の合格者さんの場合

試験委員の方は2名(60歳前後かと思います。穏やかな、紳士的な方でした。)

マネジメント、リーダーシップ、コミュニケーション、技術者倫理の質問が主体でした。

以下に質問内容と回答について記述致します。

Q1. 今までに色々な業務に携わり経験をされたと思いますが、業務経験の中でマネジメントの視点で具体的に説明して下さい。

A1. はい、では業務経歴に1番について述べさせて頂きます。(お話しさせて頂きます。)
この業務では二次覆工コンクリートの巻厚も大きく、如何に品質を確保するかが課題でした。
マネジメントの観点では、コンクリートの締固め能力を確保し、密実なコンクリートに仕上げる為、人員や棒状振動締め固め機、型枠振動締固め機等資機材を適正に配分致しました。
無事に品質確保・工程遵守を致しました。

Q2.今までに色々な業務に携わり経験をされたと思いますが、地域の方とのコミュニケーションで大変だったことはありますか?具体的に説明して下さい。

A2. 2番目の業務を例に述べさせて頂きます。(お話しさせて頂きます。)

この業務は、震災で損傷した、橋脚基礎の復旧工事です。震災後の為、地域の方々は少しの音でも非常に神経が過敏になっておりました。
いつまた、地震が来るか判らないと言った不安から私たち工事業者に対しても安全対策や環境対策、補強工事等について、不安を抱いておりました。そう言った面からコミュニケーションの難しさがありました。

 

Q3.Q2の問題についてはどの様に解決しましたか?

A3.工事着手前には、周辺住民の方々一軒一軒工事説明に伺い、主旨、工事内容、安全対策等丁寧に説明し、御理解を頂き工事をスタートさせて頂きました。
また、普段も顔を合わせる機会多く、その度、進捗状況の説明等を丁寧に行い、コミュニケーシンの充実に努めました。

Q4.業務の経歴2番目で、行政に要求はどの様な事でしたか?具体的に説明してください。

A4.この業務での行政の要求は、橋脚基礎を震災前水準にまで復旧す事、工事費を低減する事、開通日に間に合わせる事が要求でした。

Q5.業務の経歴2番目で、行政の方とのコミュニケーシンはどの様にとっておりましたか?
  具体的に説明して下さい。

A5.行政の課長クラスの方を始め、担当の方も日々現場立会いにきて頂いておりました。その時に工事進捗の説明や、今後の予定等も含め丁寧に説明しコミュニケーシンの充実に努めました。

Q6. 今までに色々な業務に携わり経験をされたと思いますが、業務経験の中でリーダーシップを発揮した事例について具体的に説明して下さい。

A6. 2番目の業務を例に述べさせて頂きます。(お話しさせて頂きます。)

この業務は、震災で損傷した、橋脚基礎の復旧工事です。
 私は計画・設計・施工・竣工まで一連の業務を任されておりました。
発注者、本社設計部や支社の施工部門等の社内関係部署、関係協力会社、資機材メーカー、沿道住民の方々の利害を円滑に調整し業務に当たった事です。
こちらの要求事項に対し、皆さんの工程や人員配置等についての意見を円滑まとめ、工事を完了させました。

Q7.では視点を変えて質問をさせて頂きます。これまでに色々な業務経験をされていますが、今後継続研鑽CPDについてはどのように考えていますか?

A7.技術士になってからの資質を維持する為に年間20CPD時間は行い、更に50高度なエンジニアになるためにも年間50CPD時間を目標に継続研鑽を行いたいと思います。

Q8.具体的にはどの様な事を実施したいと考えておりますか?

A8.技術士になりましたら、技術士会に入り、技術士会主催の講習会、講座に参加し、研鑽をしたいと考えております。

Q9. これまでに色々な業務経験をされていますが、これまでの業務の中でどのような事が大変でしたか? 具体的に説明して下さい。

A9.5番目の業務の詳細での例を述べさせて頂きます。
  コンクリート工事等で条件変更により、新工種が発生します。その際、施工会社さんの積算と、こちらで算出した費用に乖離があり、設計変更契約が成立しないことが多々あり大変でした。

 

Q10.Q9はどのように解決しましたか?

A10.私達発注者支援に携わる技術者が現場条件を精査し、再度積算をし直し、施工会社さんと協議をします。何度も積算をやり直し、両者納得の上、契約締結を行って来ました。

Q11.では視点を変えて質問致します。ここれまでに色々な業務経験をされていますが、どうして技術士が必要なのですか? 具体的に説明して下さい。

A11.今後弊社は、コンクリート構造物の点検診断・補修設計・補修業務への本格的参入を会社方針としております。受注に際し、鋼構造及びコンクリートの技術士資格が必要となります。また、現在従事している発注者支援業務では、計画、設計、研究、分析、試験、評価等の指導的立場である管理技術者になるためには技術士資格が必須となっているからです。

Q12. これまでに色々な業務経験をされていますが、なぜ、この分野で受験されたのですか? 具体的に説明して下さい。

A12.今後弊社は、コンクリート構造物の点検診断・補修設計・補修業務への本格的参入を会社方針としております。受注に際し、鋼構造及びコンクリートの技術士資格が必須条件となっているからです。(同じ様な回答文としました。)

Q13.では視点を変えて質問させて頂きます。これまでに色々な業務経験をされていますが、技術者倫理を日々の業務の中で、どの様な事を意識して仕事をしておりますか?

A13.現在都市部の人口密集地で業務を行っております。公衆の利益の優先の観点から、振動・騒音・塵埃等を最大限に抑制し、近隣住民の方に配慮し安全を確保する事や、現場で作業する方の安全確保、労働安全衛生規則や環境基準の遵守、協働者相互協力を意識して仕事をしております。

Q14.では視点を変えて質問させて頂きます。これまでに色々な業務経験をされていますが、今回の業務の詳細を今後活かす場合、どの様な改善点がございますか?具体的に説明して下さい。

A14.業務の詳細を例に説明致します。
 今回床版構築では、鋼板パネルを用いたハーフプレキャスト構造とし、シールド掘進に影響しない構造と致しました。今後は工場で製作したプレキャスト床版にする事で、更なる、品質の確保、工程の遵守促進が図れると考えております。今現在自分が従事する業務は類似業務であり、今回の経験を活かし提案させて頂いております。

Q15.業務の詳細での36パターンの試験練りも大変でしたね。時間もかかったのではないでしょうか。

A15.はい。今回は早強コンクリートでの試験でした。評価するまでにはそれぞれ7日間かかりました。地道な作業でした。

Q16.では視点を変えて質問させて頂きます。これまでに色々な業務経験をされていますが、持続可能な社会についてはどの様に考えますか?具体的に説明して下さい。
 
A16.コンクリート建設分野では、コンクリートの製造に多くのCO2を排出しております。
今後、持続可能な社を築く為には、CO2排出量の削減は必須です。その為には、他産業で発生した、副産物を積極的にコンクリート材料に利用する事や、Co2吸収コンクリートを積極的に導入していくことが重要と考えております。

以上のような質問でした。
単純な質問はなく、30問以上にはとても追いつきませんでした。
この他の質問もありましたが、明確に思い出せないのが本音です。
質問内容が良く聞き取れなかった為、3問ほど聞き直しました。
また、同じ様な質問も3問ほどあり、回答が重複した問題もありました。
あっという間に20分過ぎてしまいました。

先生の御指導のおかげで出された質問には何とか回答することができました。
ありがとうございました。