Ⅱ-2:留意点や工夫を要する点

口頭試験対策

Ⅱ-2の解法・留意点や工夫を要する点

以下、設問部分だけですが、ご覧ください。

例えば

R03:建設・土質
Ⅱ-2-1
(1)調査,検討すべき事項とその内容について複数挙げ,説明せよ。
(2)業務を進める手順を列挙して,それぞれの項目ごとに留意すべき点,工夫を要する点を含めて述べよ。
(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

R03:建設・コンクリート
Ⅱ-2-1
(1)対象とする構造物と接合部の具体的不具合を設定し,調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。ただし測量・寸法ミス,図面の誤記,設計と異なった材料の使用による不具合は含めないものとする。
(2)不具合を繰り返さないための業務の手順を列挙して,それぞれの項目ごとに留意すべき点,工夫を要する点を述べよ。
(3)上記業務を効率的 効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

R03:機械・加工・FA
Ⅱ-2-1
(1)調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順を列挙し,それぞれの項目ごとに留意すべき点,工夫を要する点を述べよ。
(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方法について述べよ。

上記には、「それぞれの項目ごとに」という言葉が入っていますから、それぞれの項目(手順)に留意点と工夫を要する点が必要です。

しかし、

R03:機械・設計
Ⅱ-2-1
(1)開発製品を具体的に1つ示し,形状最適化を行うに当たって調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)最適設計を進める手順について,留意すべき点,工夫を要する点を含めて述べよ。
(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

上記の設問には、「それぞれ」という言葉がありません。
下も同じです。

R03:建設・道路
Ⅱ-2-1
(1)調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)留意すべき点,工夫を要する点を含めて業務を進める手順について述べよ。
(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

上記の場合、それぞれとはありません。
ですから、ポイント部分に留意点や工夫を要する点を入れられればOKです。

また、以下のような変則的設問もあります。

R02:機械:加工・FA
Ⅱ-2-2
(1)切削加工における工程設計を行う場合に,加工対象部品に関して調査,検討すべき事項を挙げて,その内容について説明せよ。
(2)三次元CADモデルの形状特徴のデータを利用して,工程設計の省力化及び自動化の業務を進める手順を記述し,その際に留意すべき点,工夫を要する点を、3つ以上挙げて説明せよ。
(3)CAMにおける工程設計の省力化及び自動化の業務を効率的,効果的に進めるための,関係者との調整方策について説明せよ。

この問題文では、その際に留意すべき点,工夫を要する点を、3つ以上挙げて説明せよ。と要求しています。
要求通り、手順を3つ以上に分けて、3つ以上の留意点や工夫を要する点を入れてください。
少し変則的な問題文ですが、それでも要求通り3つ以上挙げてください。

どんな場合も設問の要求通り

筆記試験の解答を考える際に、最初に考えることは、問題文・設問では何を要求しているか? です。
ここは、変に難しい考える必要はありません。
要求通りに答えてください。
技術士試験の受験者は、皆さん優秀なエンジニアなので、オリジナリティーを発揮しようとする傾向が強いのです。
例えば、「課題を挙げよ」と要求があっても、
「~~が重要である」「~~が必要とされる」「~~が問題点となる」
と言った感じで、問題文の要求通りに答えない方が多いです。
これが、不注意なのか? 故意なのか? それは分らないのですが、本人は「それで良いと思いました」という場合が殆どです。

確かに、難しい問題を前にして思い迷うことはあるでしょう。
しかし、まずシンプルに考えてください。
問題文の要求通りに答える。
これが出来ていない人が多いのです。
問題文の要求に答えなければ、A評価にならないです。

筆記試験対策の第一歩

まず、問題文をしっかり読んで下さい。
それが、最初の一歩です。
できれば、問題用紙の問題文で要求されている部分に○印を付けてください。
多くの場合、それが骨子のキーワードになるはずです。

次に、
課題を問われたら「~~が課題である」
留意点を問われたら「~~留意する」
リスクを問われたら「~~がリスクである」
検討項目を問われたら「~~を検討する」
このように、問題文に合せて答えるようにして下さい。
こんなところで、オリジナリティーを発揮する必要はありません。

上記の二つを守るだけで、一定水準はクリアできます。
逆に、問題文の要求に答えないで、どんな技術的レベルの高いことを書いても評価してもらうことは出来ないでしょう。
先ずは、相手の要求を理解して、その要求に答える。
コンピテンシーにある、コミュニケーション能力です。
これをマスターしてください。