頂いたご質問にお答えします

筆記試験対策

筆記試験の解答の書き方に関して、質問にお答えします

Q:アンダーラインはどこに引くのでしょうか?

基本的には、タイトル部分だけで良いと思います。
以下の解答を見て下さい。

大中の項目にアンダーライン

ちょうど良いアンダーライン

これが最もスタンダードなアンダーラインの引き方です。
見た目にも、項目がハッキリして分かり易いと思います。

大項目だけ

大項目だけ

これは大項目だけの引き方です。
これでも悪くはないのですが、手書きだと中小の項目が分かり難いと思います。
やはり、項目ごとに引きましょう。

アンダーライン引きすぎ

多すぎるアンダーライン

これは、めったに見ないですが、アンダーラインを引きすぎです。
これだけ引いてしまうと、逆にアンダーラインに埋もれて、重要な部分や項目が見つかりません。

「新たに生じるリスク」は問題文に「共通して・・」がなければ、解決策のどれか1つに該当すれば宜しいのでしょうか

おっしゃるとおりです

問題文に無い場合は、気にする必要がありません。
令和3年の建設部門Ⅰ-2では

( 3 )前問( 2)で示したすべての解決策を実行しでも新たに生じうるリスクとそれへの対応策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。

上記の通り「共通して」という言葉がありません。
つまり、共通したリスクで無くても良いのです。
また、最近は、

( 3 )前問( 2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。

上記の設問に変化しています。
この場合も、共通項を探す必要はありません。
また機械部門の場合、さらに複雑な要求になっています。下を見て下さい。

( 3)提案した解決策をすべて実行した結果,得られる成果とその波及効果を分析し,新たに生じる懸念事項への機械技術者としての対応策について述べよ。

上記の通り、解決策を実行した結果から、得られた「成果」とその波及効果を分析し、新たに生じる懸念事項を答えなければなりません。
まったくやっかいな問題文です。

必須、問題Ⅲに共通してですが、「新たに生じるリスク」が複数になっても宜しいのでしょうか

これも、おっしゃるとおりです

広い視点でリスクを見ていることを示すことができますから、むしろ複数の方が良いと思います。
リスクは、広い視点で色々な面を見ていることを表現できると良いのです。
それぞれは、浅い書き方でも良いので、むしろ複数のリスクを書いて下さい。

例えば、最後のマスまで文字で埋まった場合、最後に記載している「以上」が枠外になると宜しくないでしょうか

そんなときは、「以上」を書かなくても良いのです

以前と異なり、現在は解答用紙がステープラーで閉じられています。
バラバラになる可能性があるときは、「以上」と書くと、最後がどれかが分かりますので、意味は大きかったのです。
今は、合格者さんの解答でも「以上」を入れて無い人はいます。
ただ、ここまでで完成と宣言した方が気持ちの上では良いでしょう。
ですから、書ける場合は「以上」と入れて下さい。

Ⅱ-2の設問3の解答

(3 ) 業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

まず、あまり型に嵌めた解答はお勧めしません

設問3は
関係者は〇〇である。
調整事項は△△である。
具体的には□□を調整する。
調整方策は◆◆である。
とフォーマットを作成していますが、良くなかったでしょうか?

そもそも、令和3年辺りから、設問が変化しています。
今の問題形式になってから、すでに4回目の試験です。
同じパターンで設問が作られるか、分からないです。
型に嵌まった解答だけ書いていると、試験当日「びっくり仰天」ということもあり得ます。

ただ、関係者との調整項目であれば、小項目を対象者にするとよいでしょう。

・発注者:~~~~
・地域住民:~~~~
・協力業者:~~~~

この書き方の方が良いと思います。

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